今だから話せる不妊治療話

現在38歳、昨年第1子出産。4年間で5つの病院を経験した不妊治療の記憶。

そんなに注射を打つ必要があるのか

Nクリニックに転院してまずは「卵巣年齢」を調べることに。以前から調べた方がいいことは本を読んで知っていたけど、いざその時が来ると怖いもので。。もしも実年齢よりもずっと上だったらどうしよう…。

幸い、特に問題はないとの結果が出たのでいざ人工授精へ臨むことになった。がしかし!このクリニックで私が疑問で仕方なかったのが、やたら排卵誘発のホルモン注射を打ちまくること。体外受精ならガンガン打つイメージがあったのだが、人工授精でもこんなにたくさん打つ必要あるの??私は前のクリニックではクロミッド経口排卵誘発剤だけでも十分育っていたのに。

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卵は最低でも5個以上、多い周期の時は9個くらい育っていた。医師曰く、「私の経験上、多く排卵した方が妊娠する確率が高い」とのこと。過去の妊娠した患者さんたちの記録ノートまで見せてくれて、「この人は○個、この人は○個で妊娠。」と説明までされた(個人情報漏らしすぎ)。ウゥン、そうかもしれないけれど、私の卵巣は大丈夫なんだろうか。

この頃になると私もいろんな情報を本から得ていたので、医師の言葉を丸呑みにはできないことも多かった。排卵誘発の注射は、元々育ちきれず自然淘汰されるはずの卵子を叩き起こして成熟させるようなものということで、卵巣にも過剰な負担がかかるし大きく腫れるらしいではないか。

幸いそこまでお腹が痛いとかいう副作用はあまりなかったが、通常は一月に一個の卵子があれば妊娠できるのに、数打ちゃ当たる的なやり方がどうも納得いかなかった。とはいえこちらは素人の知識しかないので、やんわりと医師に疑問を伝える程度しかできず、1回注射を減らすくらいしか対応してもらうことはできなかったのでした。つづく。