今だから話せる不妊治療話

現在38歳、昨年第1子出産。4年間で5つの病院を経験した不妊治療の記憶。

子宮頸がん手術で不妊治療を一旦お休み

不妊治療と並行して子宮頸がんの定期検診も続けていたのだが(婦人科検診で一度引っかかり、経過観察の検査を2年?ほど)、ここに来て経過が思わしくなく、より詳しい検査を必要とすることになった。そもそも子宮頸がんというのは、進行は比較的遅くなおかつ自然治癒していくパターンも多いので、経過観察という手法がとられることが多いのだが、私のそれはゆっくりと悪化しているようだった。

クリニックの先生曰く、手術が必要かもしれないとのこと。そうなると、もちろん不妊治療などしている場合ではなく一旦お休みせざるを得ない…。さすがに私もそれは承知せざるを得ず、がんの精密検査ができるA病院へと紹介状を書いてもらうことになった。

しかしここでもこの先生は無表情というか無感情というか。せっかく期待を持って人工授精に臨んでいた最中に、がんの手術でお休みしなくちゃいけないなんて、患者からしてみたらこんな悲しみはないと思うのだが。このとき、もうこのYクリニックには来ることはないな…と悟った。

A病院はがん患者を主に受け入れている専門病院で、初診は不安でハラハラしたものの、ここなら大丈夫という安心感があった。結果から言うと、手術をした方が良いという診断が下され、入院期間は2泊3日。私の場合はがんの前段階である「子宮頸部高度異形成」というもので、細胞の病変部分を切り取る「円錐切除」という手術を行うことになった。

(入院や経過についてもいろいろ書きたいことはあるけれど、不妊治療のブログなので深掘りしてもあまり関係がないのでここはさらりと…。)

手術をしてから1週間は自宅療養。約3ヶ月程は出血が続くのでお風呂にも入れず、真冬の時期だったのでこれがかなりキツかった。。幸い、病変はうまく切り取れたようで、あとはまた定期検診を続けることに。

f:id:churaummy:20210706120646j:plain

後から文字で書くとあっという間だけれど、実際の時間の流れは遅くて遅くて、そうこうしているうちに年も取る。早く赤ちゃんが欲しいなぁと思う気持ちが余計に自分を焦らせる。出血が治ってお風呂が解禁された頃、また次の病院探しを始めるのでした。